こんにちは、ホタテです。
2022年1月31日にサックスバーHD(9990)より2022年3月末日を基準日とする株主優待の一部変更が発表されましたのでご紹介します。
サックスバーHDの株主優待
変更前後の株主優待内容
保有株式数 | 変更前 | 変更後 | 貰える時期 |
100株以上 1,000株未満 |
1,000円相当のグループ会社取扱商品 | 株主優待割引券 2,000円×1枚 |
6月末 |
1,000株以上 | 10,000円相当のグループ会社オリジナル商品 4点の中から1点選択 |
同左 | 8月末から 9月上旬 |
100株以上1,000株未満の株主に関しては、優待商品の選択余地がなかったため利便性向上のため2,000円の株主優待割引券へ変更となりました。
一見、拡充のように思えますが実質優待の改悪となっています。2022年2月16日の発表で「株主優待制度の補足説明に関するお知らせ」が発表されており以下のことがわかりました。
- 店舗及び通販サイトにて本体価格合計 10,000 円以上の買い物に使用できる
- 本体価格合計 10,000 円以上毎に1枚利用可能
- 店舗では家族分も合わせての利用が可能、ただし直営通販サイトでは1枚のみ利用可能
通常、株主優待に利用条件がある場合は変更と合わせて発表されますので10,000円以上の買い物に限定されず使用できるものと理解していました。もともと、1,000円相当の商品が貰えていましたので10,000円以上の買い物で使用できる株主優待割引券を貰ったとしても利用できない/利用しない株主が多数かと思われますので、実質優待の改悪と言っても過言ではないと思います。
2021年のサックスバーHDの株主優待はこちらの記事を参考にしてください。
1,000株に買い増す理由
2021年は100株の優待を頂きましたが、100株の株主優待が改悪されたため2022年は1,000株の株主優待の取得を目指し、1,000株まで買い増す予定です。
1,000株まで買い増す理由としては下記があげられます。
- 赤字見込みにも関わらず、1,000株以上の株主優待は好評のため変更しないと発表
- 自己資本比率63.1%と比較的安定(2021年12月時点)
- 配当方針は配当性向30%以上
2021年3月期、2022年3月期と2期連続の赤字の見込みですが、株主優待を実施するのは好感が持てます。100株以上1,000株未満の株主優待の改悪は残念ですが、赤字という点を考慮しても致し方ありません。
また、コロナ禍前までは順調に利益を上げており内部留保も多く、自己資本比率が現時点でも63.1%と比較的高くなってる点は無視できません。
現時点では利回り2.88%となっていますが、配当性向30%以上が方針となっているため業績が順調に回復すれば長期的な視点で利回り5%以上も狙えると考えています。
もちろん、有利子負債が1年で28億円から48億円に増加している点や新型コロナウイルスの収束の遅れといったマイナス面にも考慮が必要です。
コメント
サックスバーHDの株主優待の一部変更(実質改悪)が発表されましたが、優待の廃止もあり得るなと思っていましたので意外でした。改悪は残念ですが、赤字でも優待を継続していただけるのはありがたいことだと思います。
「1,000株以上の優待は好評のため変更しない」と発表している点も良いなと感じました。IRを見る限り株主還元を重視しているように見受けられますので、来年以降の株主優待も個人的には期待しています。優待割引券の利用条件を優待変更の発表時に明記しなかったのは悪手でしたが(笑)
100株以上1,000株未満の優待が改悪されたこともあり、今年は1,000株の優待を狙ってみたいと思います。そろそろ、気軽に旅行にでも行けるような状況になってくれるといいのですが(^-^;
それではまた次回の記事でお会いしましょう。
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