こんにちは、ホタテです。
出来高が少ない銘柄を購入しようとした際に、指値注文を妨害されましたのでその時の話をしようと思います。
指値注文がアルゴリズム取引に妨害を受ける
まずはアルゴリズム取引とは何かというところから整理します。
アルゴリズム取引とは、証券会社が管理するコンピュータが、自動的に株式売買注文のタイミングや数量を決めて注文を繰り返す取引のことです。
これを踏まえたうえで、以下の画像を見てください。SBI証券のアプリの取引画面です。出来高が極端に少ない銘柄のため、銘柄名や日時については公開しません。
赤枠がアルゴリズム取引で発注していると思われる注文、水色枠が私が出した指値注文です。
ある日、仕事の休み時間にこの銘柄を購入しようと指値注文を出しました。1日1万株も出来高がない時もある銘柄ですので、板を確認しある程度まとまった注文がある指値注文の1円上に注文を出しました。
元々、1,519円に400株の注文があったためその1円上の1,520円に指値注文で100株の注文を出しました。その後、板を確認すると1,519円で出ていた400株の注文はなくなり、1,520円で出した注文の1円上の1,521円に400株の注文が出されていました。
何度も言いますが、出来高が少ない銘柄なので上に400株の注文があれば約定する可能性が低いためそのまた1円上に注文を出しました。するとまたその1円上に400株の注文が出されていました。何度か繰り返すうちにさすがにこれはおかしいぞと思い、スクリーンショットを取ったのが上記の画像です。
左側の画面で1,525円に100株の注文を出していますが、そのすぐ1円上に400株の注文が出ています。そこで右側の画面のように指値注文を1,527円に変更しました。そうするとまた1円上に400株の注文が出されました。
このように出した指値注文の1円上に400株の注文を置かれて取引を妨害されるということがありました。仕事の休憩中の間でしたので、最初に注文を出してからわずか5分程度の出来事でしたが注文を出した(変えた)直後に1円上に400株の注文を置かれましたのでアルゴリズム取引と考えて間違いないでしょう。
結局、成行注文で買わされる羽目となり当初予定していた価格よりも高い価格で購入することとなりました。
別の日にも同じ妨害が…
上記と同じ銘柄ですが、別の日にも同じ妨害がありました。
さきほどと同じく、赤枠がアルゴリズム取引で発注していると思われる注文、水色枠が私が出した指値注文です。
まずは左側の画面から。元々、1,383円に400株の注文がありましたので、その上の1,385円に指値注文を出したところ1,383円の400株の注文は取り消され1,386円に400株の注文を出されました。
そこで、右側の図のように400株の注文と同じ金額の1,386円で注文を出したらどうなるか確認してみたところその1円上の1,387円に注文を置かれました。
結局、この日は取引を諦めました。常にこの400株があるわけではないので別の日に取引を行いました。
コメント
今現在ではアルゴリズム取引の注文が主とされている中で、今更アルゴリズム取引に妨害されたというのは大げさかもしれませんがこのアルゴリズム取引で行動を変えたのは事実です。
このアルゴリズム取引の意図は買い集めたいのか、私のような個人投資家の行動を予測して株価を吊り上げたいのか分かりませんが、さすがにここまで露骨にやられるとイラっとしました(#^ω^)
今や個人投資家でも簡単にアルゴリズム取引は出来る時代になりました。楽天証券ではアプリのiSPEEDでも簡単にアルゴリズム取引が出来るようになっています。
アルゴリズム取引との付き合い方を考えて、株取引を行っていく必要があるなと思いましたので今回はこの話を書きました。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。
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