こんにちは、ホタテです。
東京日産コンピューターシステムより株主優待が到着しましたのでご紹介します。
東京日産コンピューターシステムの株主優待はこちら!
東京日産コンピューターシステムの株主優待はクオカードペイ500円分です。
2021年まではカレンダーが株主優待でしたが、発送のコストがかかることからクオカードに変更となり、そこからさらにクオカードペイに変更となりました。
保有株式数 | 優待内容 |
1株以上 | QUOカードPay 500円分 |
カレンダーが株主優待だった際も1株から貰えていたようで、クオカードペイに変更になった後も1株の保有で株主優待が貰えました。
私も1株の保有でクオカードペイ 500円分を貰いました。
株主優待のコストを計算すると2022年3月末の株主数は2,816名(下記参照)でしたので、カレンダーと送料に3,000円かけたとして約850万円です。
有価証券報告書で2022年3月末の株主数を確認すると1,697人となっています。これは1単元(100株)以上の株主の数で差分の1,119人は1株などの単元未満株の株主と推測できます。
元々、1株からカレンダーを貰えていたようですのでカレンダー狙いの方が多かったのかもしれません。
有価証券報告書によると2022年3月末時点の単元未満株は2,700株、2022年9月末の単元未満株は78,600株。全員が1株を新たに保有したと考えると7万5,900人の株主増となります。
もともと株を保有していた株主を足すと約7万8,700人。株主優待は全員500円分貰えるため単純計算で約4,000万円となります。
カレンダーのコストを減らす目的でクオカードペイに変更したにも関わらず、4,000万円-850万円で企業にとては3,150万円の優待コスト増となります。
優待コストを削減するはずがコストが増える株主優待の変更になったため、2023年の株主優待は廃止、改悪の可能性が高そうです。
引用元:東京日産コンピューターシステム IR情報 株主優待に関するお問い合わせ
上記のように2023年以降の株主優待については未定となっているようです。
わざわざ、カレンダーの株主優待を変更してクオカードペイにしたにもかかわらず2023年以降は未定としているところから優待の廃止、改悪の可能性が高いと判断できます。
100株以上保有の株主にクオカードペイ500円分が妥当なところかなと思います。
東京日産コンピューターシステムの株主優待はいつ届く?
2022年9月権利分の株主優待は12月15日に届きました。
株主優待のご案内にクオカードペイ取得用のQRコードが記載されており、スマホで読み込むだけで瞬時にクオカードペイを入手することが出来ました。
株式情報
※データは2022年12月16日現在
※優待利回りは1株500円で計算
株価 | 556円 |
配当 | 20円 |
配当利回り | 3.60% |
優待利回り | 90.0% |
総合利回り | 93.5% |
優待権利日 | 9月末 |
1株の保有だけで株主優待のクオカードペイが500円分貰えるため、優待利回りが90%と異常に高くなっています。
売上高が80億円ほどと小さいですが、業績は安定しており配当もそこそこ高い銘柄です。ただし、純利益が4億円の予想ですがその10%の約4,000万円を株主優待に充てており、株主優待が正常な状態とは言えません。
クオカードを優待としている銘柄でここまで利回りが高水準の銘柄はありませんので、廃止、改悪の可能性が高いです。2023年以降の株主優待を期待しての投資はやめておいた方が無難でしょう。
株主優待の利回りが他の企業と比べて明らかに高い時は、なぜ利回りが高いのか調べてから投資するようにしましょう。
コメント
正直に言って東京日産コンピューターシステムが優待変更で何をしたかったのか全く分かりません。
コスト削減が目的のはずが逆に優待のコストを増やしていますからね。優待を発表した時点で100株以上保有する株主に対象を限定すべきだったと個人的には思います。
2023年以降の株主優待は未定にしていますが、これは正解だと思います。来年以降も同じ優待であれば株主数の増加は7万人どころではないですね。
発送コストが高いと言った以上カレンダーに戻すことはないでしょうし、現実的なところで言えば100株以上保有の株主にクオカードペイ500円が妥当でしょう。
これだと総合利回りで4.5%と他の銘柄と比較しても妥当な水準となります。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。
コメント