こんにちは、ホタテです。
セブン&アイホールディングスが2024年4月10日に株主優待を新設を発表しましたのでご紹介します。
セブン&アイHDの株主優待はこちら!
セブン&アイHDの株主優待は、セブン&アイ共通商品券、もしくは社会貢献活動団体への寄付(国連WFP)の選択となります。
保有株数や保有期間に応じて株主優待の金額は以下のようになります。
また、3年以上の長期保有で優待の金額が500円増えます。
保有株数 | 保有期間 | |
3年未満 | 3年以上 | |
100株~ | 2,000円分 | 2,500円分 |
400株~ | 2,500円分 | 3,000円分 |
700株~ | 3,000円分 | 3,500円分 |
株主優待を新設した理由としては、より多くの株主に中長期的に保有してもらう、グループ店舗での買い物を通じて更なるファンになってもらうということがあげられていました。
権利日は初回のみ2024年8月末、以降は毎年2月末となります。
セブン&アイ共通商品券の利用可能店舗
セブン&アイ共通商品券は以下の店舗で利用することが出来ます。
- スーパーストア・スーパーマーケット
イトーヨーカドー、丸大、ヨークベニマル、ヨークマート・ヨークフーズ・ヨークプライス、サンエー、ザ・ガーデン自由ヶ丘、ダイイチ - コンビニエンスストア
セブンイレブン - レストラン・ファストフード
デニーズ、太陽のグリル、ポッポ - 専門店
イトーヨーカドー専門店(一部除く)、アリオ、グランツリー、プライムツリー、グッディ原宿、アカチャンホンポ、ロフト、セブンカルチャークラブ、アインズ、アインズ&トルペ、セブンパーク
また、利用金額が額面に満たない場合はおつりがでます。さらに、有効期限もありませんので利便性が高い商品券です。
セブンイレブンで利用できるので利用できる店舗数も多く、おつりも出て有効期限もない商品券なので使い勝手が良いですね
セブン&アイHDの株主優待はいつ届く?
株主優待の到着目途は下記のように発表されています。
■初回
2024年11月頃 :優待申し込みハガキ発送
2024年12月以降:商品券の発送、寄付の実施
■2回目
2025年5月頃 :優待申し込みハガキ発送
2025年6月以降:商品券の発送、寄付の実施
株式情報
※データは2024年4月19日現在
※優待利回りは100株 2,000円相当で算出
株価 | 1,995.5円 |
配当 | 40円 |
配当利回り | 2.00% |
優待利回り | 1.00% |
総合利回り | 3.01% |
優待権利日 | 8月末(初回のみ)、2月末(毎年) |
2024年3月1日に1株を3株とする株式分割が実施されています。
配当利回りは2%ですが、累進配当となっており2010年からは減配がありません。
イトーヨーカ堂やヨークベニマルといったスーパーストア事業のIPOに向けた検討をしているようです。”連結にはこだわらないがグループからの離脱は考えていない”としています。現在のセブン銀行のような関係が近いのかもしれません。
物言う株主から散々スーパーストア事業の分離を言われているようですが、IPOの検討でひと段落つくのではないでしょうか。
スーパーストア事業の分離の目的は上記の資料を見ると一目瞭然です。
国内コンビニエンスストアの営業利益が2,505億円に対し、スーパーストアは売上高が大きいにも関わらず営業利益は135億円しかありません。営業利益率で見ると国内コンビニエンスストアは27.2%、スーパーストアは0.91%と雲泥の差です。
スーパーストアがなくなることで営業利益率が大幅に改善します。
コメント
セブン&アイHDのような規模の大きい企業ですと、株主優待の新設や廃止で大きく株価が動くことは滅多にありません。
今回のセブン&アイHDの株主優待新設でも、発表翌日には株価が若干下落しています。
正直、株主優待を増やしてもメリットがないように見えます。
ただ、株主が2023年2月末時点で約75,000人と少ないため株主数を増やしたいと考えられます。
これは上記のようなスーパーストアのIPOにかかわってくる可能性が高いと個人的には見ています。
理由は何点かあるのですが、初回の優待権利日をわざわざ8月に設定したこと、分割前からの保有者に対して不利な優待の保有区分(400株や700株)にしていることがあげられます。
詳細は分かりませんが、動きがありそうな銘柄であることは間違いないので注視が必要です。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。
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