こんにちは、ホタテです。
2022年11月21日にワコムより情報漏洩の発表がありました。その影響で二重に被害を受けましたのでご紹介します。
突然のクレジットカード変更の連絡
2022年9月の上旬ごろだったと思いますが、利用しているクレジットカード会社より突然カード番号が流出している恐れがあるため、クレジットカードの再発行を勧める案内がありました。
普段利用している三井住友カードよりこの案内がありましたが、なぜか私のカードではなく妻の家族カードだけが対象でした。
基本的に行動範囲は同じで、妻と一緒に買い物に行く際は私が会計をしています。そのため、妻の家族カードを利用する頻度はそこまで高いわけではありません。
履歴を確認しても私がカードを利用しておらず、妻だけがカードを利用しているのは3か所だけでした。
そのうちの2か所は上場企業だったので問題ないと思い込んでいました。残りの1か所は個人でハンドメイドのものを扱っている店でオンラインの決済だったのでここが怪しいのでは?とクレジットカード再発行の案内が来た時点ではそう思っていました。
実はワコムが原因だったとは…
ワコムからの情報漏洩の発表
2022年11月21日にワコムより、運営する「ワコムストア」への不正アクセスによる 個人情報漏洩に関するお詫びとお知らせが発表されました。
具体的には下記の2つの情報漏洩があります。
① 2022年2月19日から2022年4月19日午前中の期間に「ワコムストア」で製品等を購入されたお客様のクレジットカード情報が漏洩し、その対象件数は最大で1,938件となる可能性があります。
② 2021年2月22日から2022年4月19日午前中の期間に、過去に「ワコムストア」をご利用いただいたお客様の個人情報に不正なアクセスが行われ、最大で147,545名の個人情報が漏洩した可能性があります。なお、このなかにクレジットカード情報は含まれておりません。
引用元:株式会社ワコム ニュース&イベント 2022/11/21 弊社が運営する「ワコムストア」への不正アクセスによる 個人情報漏洩に関するお詫びとお知らせ
今回の情報漏洩で該当したのは②の方でした。②の方ではクレジットカードの情報は漏洩していませんが下記の情報が漏洩しています。
漏洩した情報
- 氏名
- 郵便番号、住所
- 電話番号
- メールアドレス
- 性別
- 生年月日
- 職業分類
クレジットカード情報が漏洩していなくてもほぼすべての情報が漏洩している状態です。2023年1月時点では直接的な被害は出ていませんが、今後何らかの被害が出る可能性があり非常に心配しています。
三井住友カードは②の漏洩でも念のため、クレジットカードの再発行を勧めたようです。クレジットカードの再発行に特に費用はかかりませんでした。
実際に情報が漏洩したのは2021年2月22日から2022年4月19日午前中の間で、ワコムがこの事実に気づいたのは2022年8月19日に一部のクレジットカード会社から、ワコムストアを利用したお客様のクレジットカード情報の漏洩懸念について連絡を受けてとリリースに記載があります。
実にワコムでは4ヶ月もの間、情報漏洩に気づいていなかったという体たらくぶりです。
しかも、情報漏洩があったという発表は被害があってから7ヶ月後…、あきれてしまいますね。
実際にワコムから届いた書類
実際にワコムから届いた書類がこちらになります。
2022年12月23日に書類が作成されたようで、2022年の年末に書類が届きました。
情報漏洩の状況説明はこの紙1枚だけでした。11月21日にワコムのHPでリリースされている情報の方が詳しく記載されていますし、この書類にも11月21日発表のリリースを見るよう案内があります。
この書類の裏面にはお詫びの品についての記載がありました。
情報漏洩に対する説明はこの1枚だけ。しかも、11月21日に情報漏洩を発表して対象者には12月23日作成の書類で連絡をしています。
この1ヶ月間何をしていたのでしょう。対象者に対する連絡が遅すぎて憤りを感じます。
さらに、この書類は普通郵便で届いています。封筒には重要、親展と書かれていますが郵便事故が起きる可能性は否定できません。特定記録郵便など他の送付方法がなかったのか疑問です。
情報漏洩に対するお詫び
先ほどの書類の他にお詫びの品の受け取り方が記載された書類も同封されていました。同封されていた書類は先ほどの書類とこちらの書類の計2枚でした。
まずはクオカードペイの受け取り方について。
そしてワコムストアクーポンについて。
クオカードペイの引き換え期限が6月22日まで、ワコムストアクーポンの有効期限は2023年6月30日までとなっています。
クオカードペイがお詫びの品であることや金額についてとやかく言うことはありませんが、ワコムストアクーポンは酷いと思います。
システムが変更されたとはいえ、情報漏洩があったワコムストアに再度誘導しようとしているということと、使用条件が1,000円以上の注文から有効であること(笑)
お詫びの品でこれはさすがに酷いなと思います。お詫びの品を1,500円分にするのであればクオカードペイ1,500円で良かったと思います。
ワコムストアクーポンを利用する方は限定的になることが予想されるので実質のお詫びの品はクオカードペイ1,000円分だけですね。
コメント
今回タイトルに二重被害と書きましたが、情報漏洩の被害者として、そして株主として二重の被害を受けました。情報漏洩以来株価は下落し続けています。
もちろん、情報漏洩だけが株価下落の要因ではないですが一因であることは間違いないでしょう。
ワコムの情報漏洩の詳細はこのブログだけでなくワコムのリリースも読んで頂きたいです。とにかくこの件はワコム対応が酷いとしか言いようがありません。もっと早い対応が出来たと思います。
それに引き換え、クレジットカード会社は本当に素早い対応ですね。ワコムの情報漏洩に気づき、カードの再発行まで迅速に対応頂きました。
一つ言っておきたいのが、ここまでワコムを悪く書いていますが、ワコムの利用者であり株主であり続けているといいうことです。情報を漏洩させてしまったことは悪いことですが、もっと悪いのは情報漏洩を行った側です。
ワコムにはこの情報漏洩を乗り越えてさらに発展していってもらいたいものです。ここまで文句を言えるのは実際の被害者と株主しかいないですからね。
現時点で漏洩した情報を悪用されたという直接的な被害はありません。今後直接的な被害があった際は遠慮なくワコムに請求しようと思います(*´ω`*)
それではまた次回の記事でお会いしましょう。
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